Googleから出した初めてのスマートウォッチは、2022年10月6日に発表と同時に予約が始まりました。
このタイミングで購入し、2年近く経過しました。
そろそろ買い替えのタイミング時期で、ちょうど下取り価格がよかったので買い換えました。
その下取りとGoogle Pixel Watch 3についてレビューしました。
ホリデーセールのタイミングで買い替えた理由
もともと初代Google Pixel Watchの電池持ちに不満があった
電池持ちが最大24時間と記載がありますが、正直24時間持ちませんでした。
常にディスプレイ表示しておらず、通知や手首を傾けたタイミングで表示する設定をしたのですが、朝満充電後、寝る前には20%ぐらいしか残っていませんでした。
Google Pixel Watchは睡眠時にも計測して睡眠状態についてもわかるので、もっと電池が残って欲しいなと思いました。
また起床後から家を出発する間の充電だけでは日中持たないので、電池持ちの改善がして欲しいなと思っていました。
Google Pixel Watch 3では常に表示状態で最大24時間、さらにバッテリーセーバーモードであれは最大36時間持つことができます。
電池が残り少ない場合はバッテリーセーバーモードで節電できるので安心があるなと思いました。
ストアクレジットと下取りで実質26,800円で購入可能
ホリデーセールでは対象製品を購入すると、Google ストアで使えるストアクレジットがもらえます。
Google Pixel Watch 3の場合、10,800円分のストアクレジットになります。
使っているスマホもGoogle製なので、買い換えるタイミングで使いたいと思います。
ここから初代Google Pixel Watchを下取りに出すと、最大15,200円割引されます。
これらを合わせると、実質26,800円で購入することができます。
初代購入時は33,830円だったので、それよりも安く購入できます。
ここまで下取り金額が高いことは珍しく、通常だと下取り金額が2,400円なのでこの機会を逃してはいけないと思いました。
Google Pixel Watchの最低サポート期間の残りが1年もない
スマホでも同じですが、購入したら一生使えるわけではありません。
ソフトウェアのアップデートの提供保証期限があり、Google Pixel Watchは3年間となっています。
なので購入時は残り1年もない状態であるので、この機会に買い換えてもいいと思いました。
デバイス | ソフトウェア アップデートの提供保証期限: |
---|---|
Google Pixel Watch 3 | 2027 年 10 月 |
Google Pixel Watch 2 | 2026 年 10 月 |
Google Pixel Watch | 2025 年 10 月 |
初代とGoogle Pixel Watch 3の違い
全般的な違い
初代 | 2世代 | 3世代 | |
値段 | 33,830円 | 39,800円 | 52,800円 |
対応OS | Android 9.0以降 | Android 10.0以降 | |
ケースサイズ | 直径41mm | ||
ケース素材 | ステンレスケース | アルミニウムケース | |
高さ | 12.3mm | ||
重さ(バンドを除く) | 36g | 31g |
同じ41mmで比較すると、値段が初代と比較して2万円ぐらい上がっていますね。
そこそこのスマホで買えそうな金額になってきますね。
それとケース素材がステンレスからアルミニウムに変更され、5g軽くなりました。
これは2世代から変わっているようです。
装着しているとその重さの違いは感じづらいのですが、手首にずっと身につける物なので、軽くなるのは疲労軽減に良いと思います。
ディスプレイ
初代 | 2世代 | 3世代 | |
ディスプレイ | – | Actuaディスプレイ | |
ディスプレイ | カスタム AMOLED ディスプレイ(DCI-P3 カラー) | カスタム AMOLED LTPO ディスプレイ(DCI-P3 カラー) | |
ベゼル | – | スリムになったベゼル | |
輝度 | 最大1,000ニト | 最大輝度 2,000 ニト (ピーク輝度) | |
強度 | Corning® Gorilla® Glass 5 |
サイズは変わらないのですが、ディスプレイは大きく変わりました。
ベゼルという画面の周りに縁のようなものがスリムになったことで、ディスプレイサイズが大きくなりました。
これはGoogle Pixel Watch 2 に比べて10%以上大きくなったので、見やすくなりました。
さらにGoogle独自で開発されたActuaディスプレイなので、最大輝度2,000 ニト(ピーク輝度)出すことができます。
これは屋外や直射日光下でも見える明るさなので、操作しやすくなります。
フィットネスのデータ記録
初代 | 2世代 | 3世代 |
– | ランニング ワークアウト作成ツール | |
– | リアルタイムのランニング ガイダンス | |
– | 毎日のおすすめランニング メニュー | |
– | 高度なランニング フォーム トラッキング(アプリ内) | |
– | ランニング パフォーマンス ダッシュボード(アプリ内) | |
– | 有酸素運動負荷 | |
– | 最適運動負荷 | |
– | 朝のブリーフィング | |
– | 運動器具使用時の心拍数 | |
– | 心拍ゾーン トレーニング | |
– | ペース トレーニング | |
一日を通してアクティビティを記録 | ||
自動ワークアウト モード | ||
40種類以上のエクササイズ モード | ||
ワークアウト ビューの強化 | ||
アクティブ ゾーン時間 | ||
今日のエナジースコア | ||
有酸素運動のフィットネス スコア | ||
スマートフォンでワークアウト | ||
歩数の計測 | ||
目標とリマインダー | ||
上った階数 | ||
水泳 |
Google Wacth 3よりたくさんの機能が追加されたのですが、運動してなくてもわかったのは朝のブリーフィングでした。
起床時に、前夜の睡眠状況・エナジースコア・最適負荷・健康指標・天気等を教えてくれます。
もし個人基準値の範囲を外れている場合のアラートを出してくたり、健康とフィットネスに関する重要な分析結果もわかります。
1日の予定が確認・分析できるのでいいと思いました。
健康
初代 | 2世代 | 3世代 | |
心臓 | 継続的な心拍数 モニタリング | 高度な心拍数測定機能 | |
心臓 | 高 / 低心拍数通知 | ||
健康指標 | – | 皮膚温の検知 | |
健康指標 | 毎晩の血中酸素ウェルネスの平均値、値の変動、一定期間における傾向 | ||
健康指標 | 心拍変動 | ||
健康指標 | 安静時の心拍数 | ||
健康指標 | 呼吸数 | ||
健康指標 | 月経周期トラッキング(アプリ内のみ) |
初代との変更箇所は2箇所で、高度な心拍数測と皮膚温を測定することができました。
いずれも第2世代からの変更なので、特に第3世代から追加されたものではないようです。
安全機能
初代 | 2世代 | 3世代 |
緊急SOS | ||
転倒検出 | ||
緊急事態の共有 | ||
安全確認 | ||
医療情報 | ||
– | 自動車事故検出 | |
– | 緊急連絡先への発信 | |
– | セーフティシグナル |
仕事効率
初代 | 2世代 | 3世代 |
Google アシスタント | ||
Google マップ | ||
Gmail とカレンダー | ||
YouTube Music | ||
Google Play | ||
Pixel カメラのスマートウォッチ アプリ | ||
– | Google TV リモコン | |
– | Google Nest カメラフィード | |
– | Google Pixel レコーダー | |
– | エクササイズのメディア コントロール |
大きな追加として、Google Pixel レコーダーが追加されました。
今までGoogle Pixel Watch標準のレコーダーがなぜかありませんでした。
ただなくても簡単ボイスレコーダーというアプリがあったので録音はできます。
性能
初代 | 2世代 | 3世代 | |
耐水性能 | 5 ATM | ||
GPS | GPS 搭載 | ||
バッテリー | 最大24時間 | 最大24時間 (常に表示状態) | 最大24時間 (常に表示状態) 最大36時間 (バッテリーセーバーモード) |
センサー | 光学式心拍数センサー | ||
センサー | 心電図アプリ対応の電気センサー | ||
センサー | ジャイロスコープ | ||
センサー | 常時表示可能な高度計 | ||
センサー | 3 軸加速度計 | ||
センサー | 周囲光センサー | ||
センサー | NFC | ||
センサー | コンパス | ||
センサー | 血中酸素ウェルネスのモニタリング用の 赤色光および赤外線センサー | ||
センサー | – | 推定睡眠時皮膚温センサー | |
センサー | – | 継続的な皮膚電気活動の 検知を行うための電気センサー | 皮膚コンダクタンスを測定する電気センサー(cEDA)が身体反応を計測 |
皮膚センサーの追加や向上以外は3世代見ても変更がないのですが、バッテリーが非常に向上しました。
初代は最大24時間と記載がありますが、正直いろいろ使うと1日持たないのが現実でした。
第2世代は常に表示状態で最大24時間と向上し、第3世代はバッテリセーバーを使えば最大36時間と向上しました。
Google Pixel Watch 3 を開封
届いたパッケージ
黒色でカッコイイパッケージで届きました。
選んだバンドの色で変わるみたいで、今回はMatte Blackを選択しました。
箱のカバーを外すと、バンドと本体
黒色のパッケージを外すと、時計の絵が描かれている箱が出てきて、横からスライドで引き出す形式になっていました。
上下に耳のような引き出しがあり、矢印があるので引っ張ると出てくるんだなとすぐ理解ができました。
シンプルでありながら親切でよかったです。
Google Pixel Watch 3 本体箱の中身
正方形の箱にはGoogle Pixel Watch 3 本体と充電ケーブルが入っていました。
充電ケーブルは初代と同じType-C接続となります。
充電器は入っていないので、自前で準備する必要があります。
バンド箱の中身
長い箱はバンドが入っています。
真ん中に説明書がありますが、Google Pixel Watch 3 本体裏に窪みがあるので、そこをスライドさせることで合体できます。
本体とバンドを合わせる
Google Pixel Watch 3 完成です。
ぱっと見、初代Google Pixel Watchと見た身がそんなに変わってない印象がありました。
初代とGoogle Pixel Watch 3 の比較
全体の見た目と着け心地
どちらも同じ色のMatte Blackなのですが、第3世代の方が明るい色になっていますね。
質感は変わらずマットなのですが、つけ心地は第3世代が断然よかったです。
初代はバンド部分が少し固く、装着に手間取りました。
第3世代はバンドが柔軟になっていいなと思いました。
画面表示
Google Pixel Watch 3のサイズは41mmと45mmの2サイズあるのですが、初代と同じサイズである41mmを購入いたしました。
初代と比べて画面が明るくて、画面サイズも大きくて見やすいなと感じました。
また縁が初代と比べて小さくなっていたので、同じ大きさなのに画面サイズが結構大きいと感じました。
重さに関しても、初代とあんまり変わらない印象を受けました。
充電部分
初代の充電器は磁石のようにくっついて充電されていたのですが、Google Pixel Watch 3はさらに金具のようなものが4箇所追加されました。
初代はくっついて充電されるので、向きを気にしなくてもよいというメリットがあったのですが、すぐに外れやすかったデメリットがありました。
筆者もくっついたからヨシ!と思っていたのですが、実は微妙に外れていて充電されていなかったという事態がよくありました。
電池持ちもあまりよくなかったので、充電されていなかったらただのアクセサリーとなっていました…
一方でGoogle Pixel Watch 3は4箇所の金具に合うように向きを合わせる必要がありますが、その分固定されるようになったので、充電されなかったことはなくなりました。
最初は手間と思いましたが、慣れたら気にならなくなりました。
スマートウォッチの裏側も違いがありました。
初代は横並びにセンサーがあったのですが、Google Pixel Watch 3は十字架の並びになっています。
バッテリー持ちが明らかに違う
使っていてバッテリー持ちが初代と比べて良くなったと感じました。
スマートウォッチを傾けたら画面がつく設定で、朝の充電で100%の状態で半日使ってみました。
初代は半日使うと残り30%となり、就寝前に充電が必要な状態でした。
一方で第3世代は半日で70%で、就寝時に装着していても50%ほど残っていました。
初代は充電を結構気にしていたのですが、Google Pixel Watch 3にしてからは、お風呂に入るタイミングで充電しておけばいいし、なんなら満タンになるので、気にすることがなくなったのは強みだと思います。
データ移行作業
スマホと接続する
使うためにはまずスマホを接続する必要があります。
今回はGoogle Pixel 7aなので、近づけるだけで自動で接続ができました。
もし繋がらない場合は、Bluetoothの接続設定からPixel Watch 3を見つけて接続してみてください。
接続後も間違いないかどうかを、PINでそれぞれ一致しているかの確認してください。
Googleアカウントのログインと規約確認
スマホとGoogle Pixel Watchの接続が完了したら、Googleアカウントのログインを行います。
ログイン後、利用規約と限定保証の内容を確認するように促されるので、問題なければ同意して続行してください。
バックアップデータから移行する
初めてスマートウォッチを使う方であればスルーしてもよいですが、初代Google Pixel Watchからの移行なので、バックアップデータからの復元します。
移行前のスマートウォッチのロックを解除し、移行するスマートウォッチは充電器に載せた状態でないと復元できないのでご注意してください。
スマートウォッチの向き設定
次にGoogle Pixel Watchの向きを設定します。
右利きであれば装着する腕は左で、リューズのある側は右になります。
リューズはGoogle Pixel Watchの側面にある突起物で、くるくる回すことができる箇所です。
画面内の上下移動に使ったり、音量調整に使われます。
設定画面上にある時計の画像でも、緑の円でリューズの位置を示しています。
Fitbitアプリの移行
Google Pixel Watchを使っている人は、Fitbitを使っていることが多いのでデバイスを変更します。
変更すると、6ヶ月間のFitbit Premiumメンバーシップを無料で使うことができます。
そのまま進めていくと移行完了となります。
安全機能の設定
もし自分の身に何かあった場合の設定ができます。
緊急連絡先の登録をすることで、例えば転倒して問題が発生したら自動で連絡行くようになります。
筆者は逆に誤動作で連絡されるのが困るのでそのままにしています。
Google アシスタントの設定
「OK Google」でお馴染みのGoogle アシスタントの設定をやっていきます。
呼んで起動する他に、Google Pixel Watchの側面ボタンを長押しでも起動することができます。
Voice Matchを有効にすることで、自分の声を認識するようになります。
これで他人が「OK Google」と言っても反応しなくなります。
画面ロックの設定
Google Pixel Watch 3 を誰かに使われないように画面ロック設定をします。
3 * 3 の点をなぞって開けるパターン形式と、PIN形式を選ぶことができます。
スマートウォッチアプリのインストール
ここで必要なスマートウォッチアプリをインストールすることができますが、後からできるので飛ばします。
完了
これでスマートウォッチの準備が完了しました。
下取りに出す
数日後に届く下取りキットに入れて返送する
Google Pixel Watch 3が届いてから、下取りキット1週間後に届きました。
中身は返送用の宛名シール、封印シール、デバイスの下取り手順書です。
これらが入った箱をそのまま返送することができます。
この中に初期化したGoogle Pixel Watchを入れて、返送用の宛名シールを貼り付けて送ります。
ちなみに本体だけでよく、バンドは入れなくてもよいそうです。
下取り結果、見積もり額通りになった
下取りに出す初代Google Pixel Watchを発送してから、3日後に古いデバイスを受領したメールが届きました。
そこからさらに3日後に下取り結果が来て、見事最大割引の15,200円割引になりました。
画面に大きめの傷があったので、金額が下がる覚悟ではいたのですがすごい安心しました。
見積もり通りの下取り金額にするには
商品を購入する前に、デバイスの下取りという項目があります。
ここで下取りするデバイスと状態を選択することで、下取りの見積もり額がでます。
この状態というのは、電源が入り、ひび割れがなく、画面とボタンが正常に動作することが良好な状態です。
またそうでなくても、すべてのパーツが正常に動作すれば下取りができます。
なので多少傷があっても、動作に問題なければ見積もり通りの金額になりそうです。
まとめ
Googleから出しているGoogle Pixel Watchを下取りに出し、新しいGoogle Pixel Watch 3に買い替えてみました。
ストアクレジット合わせて実質26,800円で購入することができ、筆者が不便に思っていた電池持ちが改善されて非常に満足するスマートウォッチでした。
持っていたGoogle Pixel Watchの画面が傷があったため、下取り難しいと思ったのですが、見積もり通りの最大金額で下取りできたため、下取り出してよかったなと思います。
もし同じように初代Google Pixel Watchを持っている方は、サポート期間が切れることもあり、買い替えはおすすめできると思います。
参考になれば嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました!